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海外学会出張で気をつけたい宿泊税・観光税・都市税ガイド

海外出張のヒント

世界の主要な観光都市では観光客を対象に税金を課すところが増加しています。名称は宿泊税、観光税、都市税など様々ですが、主にホテルのチェックイン時またはチェックアウト時に徴収される点では同様に扱われます。この記事では、主要な学会開催地での観光税や都市税について詳しく解説し、日本の研究者や学会主催者が出張計画を立てる際に役立つ情報を提供します。

宿泊税・観光税・都市税とは?

宿泊税(accommodation tax)、観光税(tourist tax)や都市税(city tax)は、観光客が滞在する都市や地域で課される税金です。この税金は観光業の促進やインフラの維持、環境保護に使われます。宿泊施設でのチェックインやチェックアウト時に徴収されることが多く、税額は都市や宿泊施設の種類によって異なります。

主要都市の宿泊税・観光税・都市税情報

以下に、学会出張で訪れることの多い主要都市の宿泊税・観光税・都市税情報を紹介します。なお、これらの税金は近年の物価高やオーバーツーリズムに伴い、各都市で値上げが続いています。実際にご宿泊される際には最新情報をご確認ください。

イタリア

ローマ
  • 税額:1泊あたり4〜10ユーロ
  • 詳細:ホテルの星によって課税額が異なります。11泊以降は免除。
ベネチア
  • 税額:1泊あたり1〜5ユーロ
  • 詳細:ホテルの星によって課税額が異なります。ピークシーズン以外は70%に減額されます。6泊以降は免除。

フランス

パリ
  • 税額:1泊あたり1〜10.73ユーロ
  • 詳細:ホテルの星によって課税額が異なります。
ニース
  • 税額:1泊あたり0.80〜4.02ユーロ
  • 詳細:ホテルの星によって課税額が異なります。

スペイン

バルセロナ
  • 税額:1泊あたり4.13〜7.43ユーロ
  • 詳細:ホテルの星によって課税額が異なります。8泊以降は免除。

オランダ

アムステルダム
  • 税額:宿泊料金の12.5%
  • 詳細:ホテルやB&Bなどの形態を問わず一律で課されます。

インドネシア

バリ島

税金の支払い方法

多くの場合、これらの税金はは宿泊施設でのチェックインやチェックアウト時に支払います。予約時に税金が含まれているかどうかを確認し、予算に組み込むことが重要です。また、領収書を保管し、経費精算時に提出することを忘れないようにしましょう。

事前の確認と準備

旅行前に目的地の最新の税金情報を確認する方法として、以下の手段があります。

公式観光サイト:各都市や国の公式観光サイトで最新情報をチェック。
政府の公式ウェブサイト:観光税や都市税に関する最新情報を提供。
宿泊施設のウェブサイト:予約時に税金に関する情報を提供。

学会出張で訪れる都市の観光税や都市税を事前に把握しておくことで、予算計画をしっかり立てることができます。この記事を参考に、安心して学会出張に臨みましょう。