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国際会議の対面形式が復活傾向に!成功の鍵と日本開催の強み

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日本における国際会議開催の現状

コロナ禍以降は回復傾向に

2023年、日本での国際会議は大きな回復を見せました。日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2023年に開催された国際会議の件数は前年比2.5倍の1,376件、参加者総数は前年比3.1倍の101.6万人(うち外国人参加者数12.9万人)に達しました。中でも対面形式の会議が全体の53%を占め、新型コロナウィルスの影響を受けた2020年以降初めてハイブリッド形式を上回る結果となりました。

世界の中の位置づけ

ICCA(国際会議協会:International Congress and Convention Association)による統計では、2023年の世界全体の国別開催件数で日本は第7位(前年12位)、アジア・オセアニア域内では1位(前年1位)の363件を記録し、開催地としての日本のプレゼンスが高まっています。
(※JNTOとICCAでは統計の基準が異なります。詳細は下記JNTO資料をご参照ください。)


関連サイト:日本政府観光局(JNTO):2023年JNTO国際会議統計

対面形式の国際会議が復活する理由

対面形式の国際会議が増加している背景には、以下のような理由があります。

  • ネットワーキングの重要性: 対面での交流は、オンラインでは得られない深い信頼関係や偶発的な出会いを生む場となります。研究者間のコラボレーションにより、研究のさらなる発展を促進することが期待されます。
  • 参加者の満足度向上: 実際に会場に足を運ぶことで得られる臨場感や集中度が、参加者の満足度を高めます。
  • ハイブリッド形式への疲労感: 長期間にわたるオンライン会議の影響で、対面形式の価値が再認識されています。特に海外からの参加者の場合は、開催地との時差による影響を大きく受けることもオンライン形式の課題の1つとなっています。

海外からの参加者が日本開催の会議に期待するポイント

  1. 開催地の魅力
    参加者は開催地そのものに期待を寄せています。会場周辺の観光地情報や、滞在中に楽しめるアクティビティをプランに組み込むことで、参加者の満足度を向上させましょう。
  2. 日本らしい体験の提供
    会議後の懇親会やイベントで、和食や伝統的な文化体験(例: 茶道、着物体験など)を提供することで、参加者に特別な思い出を作ることができます。
  3. 宗教や食習慣への配慮
    多国籍な参加者が集まる会議では、ハラール対応の食事やベジタリアンメニューを用意するなど、多様なニーズに応える準備が必要です。
  4. 交通とアクセスの利便性
    会場の選定時には、空港や主要駅からのアクセスを重視し、分かりやすい案内を提供することで参加者の負担を軽減します。

最後に

2023年の統計が示すように、対面形式の国際会議への関心が再び高まっています。日本はその治安の良さや交通インフラの利便性に加え、最近の円安の影響も相まって、MICE開催における重要な拠点としてさらに注目を集めています。

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