オーストラリアの航空業界格付けサイト「Airline Ratings」が発表した「2025年版 世界で最も安全な航空会社ランキング」は、信頼できる空の旅を選ぶための重要な指標となっています。
ランキングの特徴
Airline Ratingsでは、世界385社の航空会社を対象に独自の7段階評価法を用いて安全性を比較し、上位25社をランキング化しています。この評価には以下の要素が含まれています:
- 最近の死亡事故の有無
- 航空当局による監査結果
- 安全性向上に向けた取り組み
- 保有機材の平均機齢
- 軽微な事故の数
- 事故時の対応能力
ただし、バードストライクや乱気流、天候による緊急着陸といった航空会社が制御できない要素は評価の対象外とされています。
2025年のランキングトップ25
1位 ニュージーランド航空
2位 カンタス航空
3位 キャセイパシフィック航空 / エミレーツ航空 / カタール航空
4位 ヴァージン・オーストラリア航空
5位 エティハド航空
6位 全日空
7位 エバー航空
8位 大韓航空
9位 アラスカ航空
10位 トルコ航空
11位 TAPポルトガル航空
12位 ハワイアン航空
13位 アメリカン航空
14位 スカンジナビア航空
15位 ブリティッシュ・エアウェイズ
16位 イベリア航空
17位 フィンランド航空
18位 ルフトハンザ・スイス航空グループ
19位 日本航空
20位 エアカナダ
21位 デルタ航空
22位 ベトナム航空
23位 ユナイテッド航空
※ランキングにLCC(格安航空会社)は含まれません。
日本の航空会社の順位
日本の航空会社では、全日空(ANA)が6位、日本航空(JAL)が19位にランクインしています。特にANAは、最新鋭の機材と高い安全性への取り組みが評価され、前回に続きトップ10入りを果たしました。一方でJALは事故対応で高評価を得ています。