忙しい研究者の皆様の中には、出張中でも空港や用務先の隙間時間を利用してメールの返信などの仕事をこなしている方が多いでしょう。国際線の長距離フライトでは10時間以上かかることもあるため、この時間を有効に活用したいと考える方も少なくないはずです。
全日空(ANA)からは、2024年夏から機内Wi-Fiの無料対象者をファーストクラスのみからビジネスクラスへも拡充するという嬉しいニュースも届いています。ここでは、国際線の中でも特に長距離路線について各航空会社の機内Wi-Fiサービスをご紹介します。
機内Wi-Fi利用の注意点(各航空会社共通)
- 航空機内のネット通信環境では、速度や容量に制限があり、ビデオストリーミング、オンラインゲーム、音声・動画通話などは利用できない場合があります。高速Wi-Fiサービスも少しずつ普及してきていますが、現状では主にウェブ閲覧やテキストメッセージの送受信が中心となるでしょう。
- 利用可能な空域には制限があります。特にヨーロッパ便では、ロシア情勢の影響でロシア上空を避ける北極ルートが選択されることがありますが、北極上空ではWi-Fiが利用できなくなります。