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海外出張者におすすめ:乗り継ぎ時間を有意義に過ごす方法

海外出張のヒント

海外出張時でしばしば必要となる乗り継ぎ。長い待ち時間をどう過ごすかによって、出張全体の印象が大きく変わります。ここでは、乗り継ぎ時間を有意義に過ごす方法と、各航空会社や空港が提供するサービスを紹介します。

トランジットエリアとは

トランジットエリアとは、第3国で乗り継ぎを行う乗客がその国への入国審査を受けずに滞在できる空港内の区域です。新幹線で例えるなら、構内のプラットホームや待合室内にあたるエリアと言えるでしょうか。

人気のあるハブ空港(乗り継ぎの拠点となる空港)では、このトランジットエリア内の施設が充実しており、乗り継ぎ客が退屈しないような工夫が凝らされています。

例えば、下は世界有数のハブ空港であるシンガポール・チャンギ空港です。乗り換え時は、基本的に紫色のトランジットエリア内で過ごすことになります。各ターミナルは3~4階建、多彩な店舗やレストラン、ホテルなどの施設が充実していてさながら小さな街のようです。

1:空港ラウンジの利用

多くの国際空港ではトランジットエリアにもラウンジが設置されています。ラウンジでは、フライトの疲れを癒すためにゆっくり体を伸ばすことができ、静かな環境で仕事を片付けるのにも最適です。くつろげる空間は出張の質を格段に向上させてくれます。

サービス内容

ラウンジでは、一般的に以下のようなサービスが提供されています:

  • 無料の食事と飲み物
  • 無料Wi-Fi
  • シャワー施設
  • 仮眠用のスペースやリクライニングチェア
  • ビジネスセンターや静かな仕事スペース
利用条件
  • 航空会社のラウンジ: JALのサクララウンジなど航空会社が運営するラウンジです。その航空会社のビジネスクラスまたはファーストクラスの乗客、もしくは上級マイレージ会員が利用できます。近年ではプレミアムエコノミークラスの乗客も利用できるケースがあります。
  • 提携ラウンジ: クレジットカードやプライオリティパスなどの会員プログラムを持っている場合、提携ラウンジを利用することができます。
  • 有料ラウンジ: 一定の料金を支払うことで誰でも利用できるラウンジもあります。

関連記事:ビジネスラウンジランキング2024: 海外出張者向けおすすめラウンジ

2:トランジットホテルやスリーピングポッドの利用

出張帰りのトランジットなど、疲れが溜まっているときは眠って身体を休めることをお勧めします。各空港では、短時間の休憩や仮眠が取れる施設が設置されています。

  • トランジットホテル: シンガポール・チャンギ空港、ソウル・仁川国際空港などに設置されています。短時間でもしっかりと休むことができます。
  • スリーピングポッド: アブダビ国際空港、ミュンヘン空港などに設置されています。仮眠を取るための快適なスペースが提供されています。

3:空港内ショッピングを楽しむ

空港には多くの免税店やブランドショップがあり、ショッピングを楽しむことができます。

  • ロンドン・ヒースロー空港: 高級ブランドのショップが多数あり、時間を忘れてショッピングが楽しめます。
  • ドバイ国際空港: 巨大な免税店があり、幅広い商品が揃っています。お土産や自分へのご褒美を見つけるのに最適です。

4:空港内でのアクティビティ

多くの国際空港では、乗り継ぎ客向けに様々なアクティビティが用意されています。

  • シンガポール・チャンギ空港: 映画館、プール、蝶園などの施設があります。
  • アムステルダム・スキポール空港: 美術館、図書館、マッサージサービスがあります。
  • ソウル・仁川空港: 文化体験プログラムや、韓国伝統のショーを観ることができます。

以下は SKYTRAXによって発表された世界の空港TOP10 です。このランキングは世界中の旅行客によって投票された結果であり、各空港施設の充実度や利便性の高さを測る目安になるでしょう。

1. ドーハ・ハマド空港

カタールの首都ドーハにあるカタール航空のハブ空港です。この空港は、世界で最も豪華な空港とも評されています。

2. シンガポール・チャンギ空港

東南アジアで最も利用客の多いハブ空港の一つであり、他の空港にはないエンターテインメント施設が充実しています。

3. ソウル・仁川空港

韓国最大の空港であり、世界で最も忙しい空港の一つです。過去に「エアポート・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこともあります。

4. 東京・羽田国際空港
5. 東京・成田国際空港
6. パリ・シャルル・ド・ゴール空港
7. ドバイ空港
8. ミュンヘン空港
9. チューリッヒ空港
10. イスタンブール空港

5:近隣観光地へのショートトリップ

国際空港・航空会社の中には、乗り継ぎ時間が規定時間以上ある乗客を対象に、短時間で楽しめるツアーを提供しています。利用条件などの詳細は各空港・航空会社のホームページ等でご確認ください。

乗り継ぎ時間を有効活用するためには、空港のサービスをフルに活用することがポイントです。次回の海外出張の際には、これらの方法を参考にして、待ち時間を充実させてください。これにより、全体の旅の質が向上します。