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海外で開催される国際学会の服装ガイド

海外出張のヒント

国際学会に参加する際の服装は、研究者としての印象を左右する重要な要素です。文化や開催地の気候、学会の雰囲気に合わせて適切な服装を選ぶことが大切です。以下では、国際学会に参加する際の基本的な服装ガイドを紹介します。

基本のドレスコード

日本の国内学会では上下スーツにネクタイを着用することが多いですが、海外で開催される学会では必ずしもそうする必要はありません。国際学会では、男性はスラックスにポロシャツやボタンダウンシャツ、女性はブラウスにスカートやパンツなど、ビジネスカジュアルが一般的です。ただし、学会の種類や主催者の指示によって異なる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。また、過去の学会に参加した人が周りにいれば、学会の雰囲気を聞いてみることをおすすめします。

ここではもっとも一般的なビジネスカジュアルの服装についてご紹介します。

ジャケットとパンツの組み合わせ

ビジネスカジュアルとして、スーツではなく、ジャケットと異なる色のパンツを組み合わせることも可能です。これにより、堅苦しさを避けつつ、フォーマルな印象を保つことができます。

ネクタイを外してみる

海外の学会では、ネクタイを着用しない参加者も多くいます。ポロシャツや開襟シャツを選び、リラックスした雰囲気を演出しましょう。

カーディガンやベストの活用

ジャケットの代わりに、カーディガンやベストを着用することで、カジュアルさとフォーマルさのバランスを取ることができます。

服装選びのポイント

清潔感

常に清潔でアイロンがけされた服を着ることが重要です。シワや汚れがないことを確認しましょう。旅行中は持ち運びの際にシワができやすくなりますので、シワが付きやすい素材は避け、ポリエステルやウールブレンドなど、シワになりにくい素材を選ぶとよいでしょう。

スーツケースの中でシワができてしまったら・・・
宿泊先でアイロンを借りられる場合は問題ありませんが、アイロンがない場合でも対処方法があります。シワの部分を軽く湿らせて、少し引っ張りながらドライヤーの温風を当てると、シワが改善されます。また、軽いシワであれば、入浴後の湿度が高い浴室に衣類を掛けておくだけでも、シワ取り効果が期待できます。

適度なフォーマル感

ビジネスカジュアルとは言え、あまりカジュアルすぎない服装を選び、研究者としてのプロフェッショナルな印象を与えることが大切です。Tシャツやジーンズ、また過度な露出、サンダルは避けましょう。発表やウェルカムレセプションなどであれば、襟付きのシャツやジャケットがあると役立ちます。

快適さ

長時間のセッションや移動があるため、快適に過ごせる服装を選びましょう。特に靴は旅先での疲れを溜めないためにも重要です。長時間履いても疲れない、履きなれた靴を持参しましょう。新しい靴は避け、足に馴染んだものが最適です。

また、学会中は鞄を持ち歩く時間が長く、また中身の出し入れも頻繁にする必要がありますので、軽量で機能的なバックパックやショルダーバッグが好まれます。バックパックのカジュアルさが気になる場合は、ビジネスシーンに馴染むスマートなデザインのものがおすすめです。

宗教的配慮

一部の国では、宗教的な理由から肌の露出を控える必要があります。例えば、中東やインドなどでは、女性は膝や肩を隠す服装が望ましい場合があります。

まとめ

国際学会に参加する際は、プロフェッショナルな印象を与える服装を心掛けましょう。ビジネスカジュアルを基本に、清潔感があり、シワになりにくい素材を選ぶことが大切です。必ずしもスーツやネクタイに拘る必要はなく、カジュアルな要素を取り入れても構いません。また、会場内での移動やイベントに備え、履きなれた動きやすい靴を選ぶことも重要です。