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ストレスフリーな海外出張を実現!空港での待ち時間を減らす具体的な方法とは

海外出張のヒント

海外出張の際、空港での手続きに時間を取られ、疲れを感じていませんか?特に長時間のフライト前後に、チェックインや保安検査、税関手続きなどの待ち時間が長引くと、出張が始まる前から疲弊してしまいます。

この記事では、そんな悩みを解決するために、最新のITサービスを活用した時短方法をご紹介します。スムーズでストレスフリーな出張をぜひ体験してください。

[出発前] 事前のオンラインチェックイン

事前にオンラインでチェックインを済ませておくことで、空港での待ち時間が大幅に短縮されます。特に預け入れる荷物が無い場合は、カウンターでのチェックイン手続きが不要になり、直接保安検査へ進むことができます。

オンラインチェックインが開始される時間は航空会社によって異なりますが、国際線では一般的に出発の24時間前から、場合によっては48時間前から利用できます。ご利用の航空会社のホームページで詳細を確認することをお勧めします。

[出発時] 日本国内の出発空港にて

1. Face Express

  • 対応空港:成田・羽田
  • 対応航空会社:JAL・ANA・デルタ航空
  • 利用シーン:チェックイン、荷物の預け入れ、保安検査、搭乗

顔認証技術を活用することで、自動手荷物預け機・保安検査場入口ゲート・搭乗ゲートを顔パスで通過することができます。これにより、チェックイン(荷物の預け入れ)や保安検査の有人カウンターでの行列を回避し、Face Express専用レーンを利用することで大幅に待ち時間を短縮することができます。

ただし、現時点ではこのサービスを提供している空港や航空会社は限られているため、利用可能な条件が整っている場合はぜひ試してみてください。

2. 顔認証ゲート

  • 対応空港:成田・羽田・中部・関西・福岡・新千歳・那覇(2021年時点)
  • 利用シーン:出入国審査

顔認証ゲートは、パスポートのICチップに保存された顔画像と、ゲートに備え付けのカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を行います。照合が成功し問題がなければ、ゲートをスムーズに通過することができます。事前登録不要で利用することができます。

※同じような自動化ゲートとして「指紋認証ゲート」がありますが、こちらは事前登録が必要です。顔認証ゲートとはシステムが異なりますのでご注意ください。指紋認証ゲートについては政府広報オンライン をご覧ください。

注意点

顔認証ゲートを利用した場合は、パスポートに出入国スタンプが押されません。出張手続きでスタンプが必要な場合は、顔認証ゲートの通過後、出国手続時には航空機への搭乗前、帰国手続時には税関検査前までに係員に申し出る必要があります。(後からスタンプを押すことはできませんのでご注意ください。)

[現地到着時] オンライン税関申告制度の利用

  • 利用シーン:渡航先国での入国審査・税関申告

いくつかの国では、事前にオンラインで税関申告を行うことができ、空港での手続きを簡略化できます。国によっては、専用の申告レーンを利用できる場合があり、さらなる時短が可能です。
以下に、渡航先の国で利用できるオンライン税関申告制度とその詳細をいくつか紹介します。

アメリカ合衆国: Mobile Passport Control (MPC)

  • 概要: アメリカの一部空港では、Mobile Passport Control (MPC)というアプリを利用して、事前にオンラインで税関申告を行うことができます。このアプリは、米国税関・国境警備局 (CBP) が提供しており、アメリカ国民および一部の外国人(2回目以降のESTA利用者)が利用可能です。
  • 利点: 事前にアプリで情報を入力しておくことで、到着時に専用レーンで手続きをスムーズに行えるため、通常の税関手続きよりも短時間で入国できます。

関連記事:アメリカ入国をスムーズに!モバイルパスポートコントロール(MPC)の利用ガイド

カナダ: Advance Declaration

  • 概要: カナダでは、「Advance Declaration」というオンラインサービスを通じて、事前に税関申告を行うことができます。このサービスはArriveCANというアプリを介して提供され、カナダへ渡航する旅行者が利用できます。
  • 利点: 税関申告をオンラインで事前に完了しておくことで、空港到着時にキオスクでの手続きが簡略化され、待ち時間が短縮されます。
  • 対応空港
    バンクーバー (YVR)
    トロント2空港 (YYZ、YTZ)
    モントリオール (YUL)
    ウィニペグ (YWG)
    ハリファックス (YHZ)
    ケベック (YQB)
    カルガリー (YYC)
    オタワ (YOW)
    エドモントン (YEG)

参考サイト:カナダ政府:Use Advance Declaration to save time at the border

オーストラリア: SmartGate and Digital Passenger Declaration (DPD)

  • 概要: オーストラリアでは、オンラインで税関申告ができるDigital Passenger Declaration (DPD) というシステムがあります。さらに、オーストラリアとニュージーランドの一部空港では、顔認証技術を用いたSmartGateが導入されています。
  • 利点: DPDを利用することで、事前に健康状態や税関申告を完了させることができ、到着後の手続きをスムーズに進めることができます。SmartGateは、通常の税関レーンよりも迅速に手続きができるため、待ち時間を大幅に短縮できます。

参考サイト:Australian Border Force:SMARTGATES

旅行客が多い時期の渡航は、到着時の入国審査で長蛇の列ができていることがあります。もし渡航先の国がオンライン制度を導入していれば、利用してみてください。

[帰国時] 日本到着空港にて(Visit Japan Web)

  • 利用シーン:日本での入国審査・税関申告

Visit Japan Webは、日本への入国手続きをオンラインで簡単に行えるウェブサービスです。日本に到着する前に、税関申告や検疫手続きを事前に済ませることができるため、空港での待ち時間を短縮し、スムーズに入国できます。このサービスはすべての外国人旅行者が利用可能で、日本への旅行をより便利にするために設計されています。到着前に必要な情報を入力し、QRコードを取得しておくことで、空港での手続きが迅速に進められます。

参考サイト:デジタル庁:Visit Japan Web