以前はWeChat Payを利用するためには中国国内の銀行口座が必要だったため、短期滞在の旅行者や出張者は使いづらいものでしたが、2023年のアップデートにより、クレジットカードを紐づけて決済できるようになりました。これにより、海外からの短期滞在者も大変利用しやすくなっています。
参考リンク:日本貿易振興会(JETRO):WeChatペイとアリペイ、海外クレジットカードとの連携が可能に
WeChat Payの利用方法
事前準備
- アプリのダウンロード: WeChatアプリをスマートフォンにダウンロードします。
- アカウント登録: パスポートなどの身分証明書が必要です。また、登録途中にSMSでの認証が必要になりますので、日本国内でアカウント登録を行っておくことをお勧めします。
- クレジットカードの連携: 利用するクレジットカード情報を登録します。
連携可能なブランドは、VISA、MasterCard、JCB、ダイナースクラブ、ディスカバーの5種類です。
支払い手順
- QRコードのスキャン: 店舗で提示されるQRコードをWeChatアプリでスキャンします。
- 金額の入力: 支払う金額を入力し、「支払い」ボタンをタップします。
- 認証: 指紋認証やパスワードで取引を確認します。
利用の注意点
- 1回の支払い金額が200元(約4,000円)を超える場合は3%の手数料が発生します。
- 決済額に上限があります:1度の決済で6,000元(約12万円)、1カ月で累計5万元(約100万円)、1年で累計6万元(約120万円)
利用金額によって、決済アプリやクレジットカードを使い分けるのがおすすめです。